障害者雇用

こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。

 

千葉労働局は、県内の民間企業が雇用する障害者数が昨年6月1日現在で1万988.5人と前年より1051.0人(10.6%)、実雇用率は2.02%で0.11%、それぞれ増えたと発表しました。雇用数は15年連続、実雇用率は7年連続で過去最高を更新しています。昨年4月、改正障害者雇用促進法が施行され、精神障害者も雇用義務の対象になっています。

 

民間企業の法定雇用率は0.2%増の2.2%になり、雇用義務が発生する企業の従業員数の規模は、「50人以上」から「45.5人以上」に広がっています。法定雇用率を達成した企業の割合は、県全体で49.4%と5.1%減少。未達成企業1283社のうち7割近くの880社は不足人数が0.5~1人で、障害者を1人も雇用していない企業は6割近い733社。これは、法定雇用率増により対象企業が増えたことが影響しているようです。