道東 野付半島のトドワラ

こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。 

 

5月に北海道に行きました。札幌、小樽は親戚がいるのでよく行きますが、道東の釧路、根室は初めてでした。最終目的は野付半島のトドワラを見ること。海に突き出た26㎞の砂嘴(さし)。ここに、海水に浸食されたトドマツが立ち枯れた一帯があり、地の果てを思わせる風景とのことで。ずっと昔に「挽歌」という映画を観たことがあり、登場人物の一人が枯れ木の林の中で命を絶つのですが、その地の果てを実際に見てみたいと思い。映画では、写真のような枯れ木が林のようになっていたのですが、何と、この4、50年の間の風化でこれしか残っていないということです。

 

上の写真の枯れたトドマツはこの看板のあるところから、木道の散策路を歩いた先端にあります。きっと「挽歌」が制作された頃は、この辺り一面に枯れた立木があったのでしょう。

 

私の見たかった風景ではなかったのですが、ハイキングコースのようになっていてかつての不気味さは感じられません。期待はずれではありましたが、初めて見るオホーツク海はきれいでした。

 

根室から野付半島に向かう途中、野生の鹿を何回か見つけました。民家のすぐ近くにいたり(角は削ってありましたが)。広島の宮島でもないのに、こんなに鹿に出会うとは。道東、人間より野生の方が勝っているような印象です。