「流れ」を変える方法 廣瀬公一氏

こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。

 

先日、廣瀬公一氏の「流れ」を変える方法(ダイヤモンド社)という本を読みました。

 

私は十数年前に実際に廣瀬先生のトレーニングを受講したことがあります。もともとは住友銀行の営業マンだったのですが、研修トレーナーになりたいとのことで外資系の研修会社に転職し、更に自分で研修会社を立ち上げるのですが、その会社が倒産。時を同じくして、阪神淡路大震災に被災。家が半壊し、更にはその家も漏電で焼けてしまい、家族とはバラバラの生活を余儀なくされ、ご本人も失意のどん底状態。本の表現からは、「頑張らなきゃいけないとは思っても、何をどう頑張ったらいいか分からなくなってくる」、それが40歳位の頃だと思います。そこから少しずつ、盛り返すという言葉が適切かは分かりませんが、自分の人生をもう一度立ち上げていかれました。

 

本は、冒頭で、自分を変える必要はないという話から入っていきますが、ここが一番重要な気がします。「明けない夜はない。夜明け前がいちばん暗いもの。天はその人間に越えられない課題は決して与えない。」という母親からの言葉、研修でよく話されていました。受講当時、廣瀬先生は50歳位だったと記憶しています。非常に楽しい講義でしたが、いまでも先生の言葉が頭の中をよぎることがあります。本を読んで、久しぶりに廣瀬先生に会えた気がしました。