こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。
先日、山田洋次監督の映画"TOKYOタクシー"を観ました。倍賞千恵子氏が演じるすみれさんは、80歳代の身寄りのない女性。柴又の自宅を引き払って、神奈川県の葉山にある高齢者ホームにタクシーで向かうのですが、もう二度と見ることのない、自分の育った下町の懐かしい場所に立ち寄りながら、ホームに向かいます。子どもだった頃の商店街は廃れ、実家のあった場所には大きなマンションが建ち。そのうち、すみれさん自身の生涯を木村拓哉氏が演じる浩二さんに話し始めます。
人それぞれ人生があります。すみれさんの場合、壮絶というか自分を突き通した人生だったのでしょう。ホームに着く時間も遅くなりお店に立ち寄って食事をするのですが、まさにデートのよう、40歳近く離れていたとしても。一人気を張って生きてきた女性が人生の最後にこういう和やかな時を過ごせたこと、よかったなと思いました。人生を終えるとき、どんな人生であったとしても、最後に生きていてよかったと思える瞬間があれば、その人生はよかったと思えるのではないかと思いました。