Taylor Swift氏 テイラーの東京ドーム公演を観て

こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。 

 

東京ドームでのTaylor Swift氏のコンサートに行ってきました。抽選で当たった席がVIP席でしたので、写真のようなお土産付きでした。縦40㎝×横25㎝位のこの箱の中に、何種類ものポスター、ポストカード、バッジ、トートバッグなどが入っています。

 

私は、このコンサートの映画「THE ERAS TOUR」を6回観ての東京ドームでしたが、予想を遥かに上回る素晴らしい時間でした。全45曲、映画のセットリストと同じだと思います(2曲だけ、毎回違う曲を演奏しているようでそこだけは違います)。ERAS(エラズ)とは、時代という意味で、テイラー がこれまでにリリースした10枚のアルバムを10の時代に分け、その時代毎にステージが変わり、その時代のアルバムから何曲か歌うという構成です。時代毎にステージも衣装も変わりますので、3時間20分はあっという間でした。

 

ERASはアルバムが出た順番ではなく。最初の「Lover」時代は、カラフルな曲が多く、中でも最後の"The Archer"は、テイラーがステージから消えると、ステージ一面が炎の滝になり、ギター演奏もかっこよく、このシーンは印象的でした。続く「Fearless」時代は3曲。「evermore」時代では、"champagne problems"の演奏前と後にテイラーが話をしてくれます。続く”tolerate it”は曲も好きですが、ステージ上が壁で仕切られるような映像の中で、テイラーの迫真の演技付きの歌はよかったです。「reputation」時代は4曲。「Speak Now」時代は2曲のみでしたが、”Long Live”をギターを弾きながら歌うのを聴いたときはこのコンサートに来てよかったと感じました。この曲を初めて聴いたのはコロナ前のアメリカ大統領選の頃だったと思いますが(トランプを落選させてやる発言があり、それが私がテイラーに興味を持ったきっかけです)、彼女が人の作った曲を歌っているのかと思ったらなんとオリジナル。重みというか凄さを感じました。欲を言えば、この時代の曲としてもう1曲、”Sparks Fly”も歌って欲しかったですね。

 

「Red」時代は、"22"から始まり(MVのような演出で)、最後はギター1本で10分バージョンの”All Too Well”を歌い上げて。「folklore」時代は世の中がコロナ禍となり、彼女ののアルバムを初めてニューアルバムとして聴いたのがこの「folklore」でした。MVもモノクロの風景映像ばかりでこの先世界はどうなるのかという、そんなコロナ禍のときのことを思い出しました。「folklore」時代は、彼女がステージ上の小さな家の屋根に寝転んで"invisible string"を歌い始めるところから始まり、”august”は哀愁があって特によかったですね。「1989」時代は、”Style”のかっこいいフレーズの大音響で始まります。大歓声。"Shake It Off"でドーム全体が大盛り上がり。”Bad Blood”で終わります。そのあとで2曲、日替わりで1曲はギター、もう1曲はオルガンを自分で演奏しながら歌います。ドーム最終日は、オルガンの曲が映画と同じでした、"You're on Your Own, Kid"。(映画では、このオルガン、アメリカのあるスタジアムではコンサート中に雨が降ってきてびしょ濡れに。オルガンに溜まった雨水をテイラーが手のひらで払いのけてから弾き始めるシーンもありましたね。)オルガン演奏が終わると、立ち上がり、ステージ下のプールに飛び込むところから「Midnights」時代が始まります。"Lavender Haze"から始まり"Anti-Hero"。私は”Mastermind”が特に好きで。そして45曲目の"Karma"でフィナーレ。紙吹雪が舞って、最後ステージ中央で頭を下げるテイラーがそのままの姿勢でステージ下に消えて終わりました。アンコールはありません。非常に華やかな終わり方が彼女に相応しいように感じました。

 

当初、ドーム公演の8日(木)9日(金)が抽選で当たりましたが、10日(土)の最終日の追加席も取れ、3日連続135

曲(45曲×3日)を聴いたことになります。各日約3時間20分、ほぼ立ちっぱなしでしたので最終日は少し疲れました。4日連続で180曲を歌ってアメリカに自家用ジェットでトンボ帰りをしたテイラー。現在は、16日(金)~18日(日)はオーストラリアのメルボルンで3日連続公演。時差ボケは大丈夫なのでしょうか?若いとはいえ物凄い体力・適応力ですね。

 

今回、初めてスマホ撮影可のコンサートに行ったことになりますが、撮影しているスマホは邪魔ですよね。前方の人のスマホのせいで十分に見えない場面もありました。また、実際に撮影した写真・動画も帰ってきて見てみると画質がいいわけでもなく、こんな撮影をするくらいならレンズを通してではなく、自分の目できちんと見ておいた方がよかったかなと思ったりもしました。特に、YouTubeには、今回の東京公演のフル映像も存在しており、なおさらそう感じました。

 

4月19日にリリースされるニューアルバム" The Tortured Poets Department (悩める詩人の部)"が楽しみです。また数年後に、東京公演があると思いますが、いまから楽しみです。「THE ERAS TOUR」、最高のステージでした。