先生の日 2021年

こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。 

 

今日は5月25日。私が大変お世話になった先生が亡くなられて11年になります。この仕事を続けられているのも、先生がいらしたからということを実感する日です。

 

船橋支部の例会後の懇親会で、たまたま名刺交換をして、よかったら事務所を見に来ていいよというご厚意に甘えさせていただいてからの関係です。所員にしていただくとか、仕事をいただいたりということはありません。それは、最初にそういう話をされ、仕事で分からないことがあったら何でも相談に乗るからということでした。見返りはなく、今の渡辺さんのような人が現れたら、自分のように接して欲しいということだけが条件でした。夕方に事務所にお伺いした後は、よく飲みに連れて行ってくださいました。重い病気明けだったことは後から知りました。

 

支部長経験者の中のまとめ役といいましょうか、先頭に立って350人もいる支部を引っ張って行く方でした。病気が再発したことは随分後になってから知るのですが、それまでは飲みに連れて行っていただいた記憶があります。健康状態が思わしくないときでも、「渡辺さん、仕事は楽しくやらなきゃ」と笑いながら言われて、随分肩の荷が下りたことを思い出すことがあります。

 

先生とは不思議と共通する話がいくつもありました。私の出身である小岩に新婚時にお住まいになっていたこと、先生が資金提供されている複数の音楽家と私の身内の出身大学が同じこと(のちのち、あるときに本人同士が会うことがありました)などなど。誰にも不思議な出会いがあると思います。これまでの私の人生においては、あの名刺交換が最高の出会いだったと思います。今も先生には感謝の気持ちでいっぱいです。