緊急事態宣言・まん延防止措置の延長

こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。 

 

5月の連休が明けたかと思いきや、緊急事態宣言・まん延防止措置の延長となりました。緊急事態宣言下の東京には、仕事の関係から当然のことながら行きますが、夕刻はいつも通りに混雑していますし、電車の中も非常に密です。これでは、5月末まで宣言を延長しても大した効果は見込めないように思います。

 

最近は、10代・20代の感染者が増えているようですが、それはそうだろうなと思います。ス-パーに買い物に行くと、5、6人の大学生のグループがお酒やつまみを買っているのをよく見かけます。誰かの部屋で飲み会をするのでしょう。これをやってしまえば、感染する確率は相当高まります。飲食店でお酒を出す出さないということより、意識の問題のように思います。

 

緊急事態宣言により仕事が無くなってしまう人にとっては深刻な問題です。大学に入って学費や生活費をアルバイトで賄うはずだった人は、それこそ大学を辞めなくてはなりません。朝日新聞に載っていましたが、身内のいない若者はアルバイトで働いて何とか住まいを確保していたけれど、この状況下、頼る人もなく。

 

東京オリンピックのために、国民の生活を犠牲にしていいのでしょうか?世界から選手を迎えるのに、国民に犠牲を強いて、一体何のためのオリンピック?戦時中と変わらないようにも思えます。本当に困っている人に手も差し伸べず、オリンピックを何が何でも開催させようとする、この国の方向性に異様さを感じます。