大学入学共通テスト

こんにちは、千葉県市川市の社会保険労務士 渡辺 巖(いわお)です。

 

大学入学共通テストの英語にもびっくりしましたが、国語・数学については、試験実施前に民間の採点業者に試験問題と正答例が渡されるとのことです。そうしないと、採点が間に合わないとのこと。こんなやり方があるのでしょうか?とてもではないですが公平性・納得性があるとはいえません。試験実施前に試験問題が分かるとは異常です。これについて、守秘義務で対処するといいますが、こんな間抜けな話があるでしょうか?それこそ、試験問題と正答例を裏で売る人も出てきます。このようなことになぜストップが掛からないのか不思議です。試験問題というのは、試験実施までは厳重に管理されるものです。試験前に1部でも無くなっていれば大問題というレベルのもの。

 

毎年8月下旬に社会保険労務士試験が実施されます。この試験の実施に何度か関わったことがありますが、試験問題の扱いについては非常に厳重です。特殊な形で配送された試験問題の入った箱の保管や開封、更に試験前の実施教室毎の部数の確認。すべては公平な試験を実施するためです。社会保険労務士を含め資格試験なら失敗したらまた来年でもいいでしょうが、人生を左右するかもしれない大学入試がこれではあまりにもひどすぎます。英語もそうですが、大学入学共通テスト関係者は一体何をやっているのでしょうか?世間知らずの方々の集まりと感じます。